ツバメはある一定条件が揃った環境のいい場所に巣作りをします。
しかし、中には途中で繁殖することなくやめてしまう場合や、別の場所に巣を作り直すこともあるのです。
一体どんな理由があるのでしょうか。
巣作りを途中でやめてしまう理由
ツバメは人通りの多いところや天敵に襲われないような場所など様々な条件がそろった場所に巣作りを行います。
1度巣作りを始めても途中環境の変化にともない巣作りをやめてしまうことがあります。
その原因にはいくつか考えられます。
まずは、天敵が現れたこと、ツバメの天敵でもあるカラス、ネコ、ヘビが現れたことによって警戒して別の場所に巣をうつした可能性があります。
次に、家の軒下や建物で屋根があったととしても、雨や風の影響を受けるような場合です。
また、ツバメは泥を使って巣作りを行いますが、一戸建てなどの場合は、壁の材質によって泥がつきにくく巣作りの妨げになってしまっているかもしれません。
他にも環境の変化や、小さな変化でもツバメは巣作りを途中でやめてしまうのです。
人間の住まいも少しずつ変化しているので、特に都市部のツバメの巣作りの数も減ってきたとも言われています。
ツバメの巣の下には糞被害が。
幸せを運んでくれるツバメでもありますが、家の軒下などに巣を作られた場合、その巣の下には糞が落ちて困っているという人も少なくありません。
さらにツバメは1度繁殖した場所でまた繁殖しにくる可能性もあるので、巣を撤去するわけにもいきません。
そういった場合は、巣の下に糞を受け取る板を設置するなど工夫をしているひともいるようです。
まとめ
やっと見つけた巣作りの場所でも安全を求め、途中でやめて別の場所で作り直すということがわかりました。天敵から身を守るため、天候から守るため、環境の変化に対応するため、とても小さな変化でも巣作りの妨げになってしまう可能性があります。
ツバメは巣作りから子育てまで慎重かつ命がけなのです。
そんなツバメと人間が共存する世の中を大切に残していきたいものです。
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