ツバメが渡り鳥だということを知っていましたか?
暖かいところにずっといれば餌にも困らないし、長距離飛ぶこともしなくていいのに…それなのになぜわざわざあちこちの国を飛び回るのかを調べてみました!
なぜ他の地域に渡っていくのか
実ははっきりとした理由は解明されていないのが現状です。
諸説ありますが、一番これだろうと挙げられているのが餌を求めてです。
同じ地域にずっといれば餌に困らないのではないかと思いますが、それではその地域の虫がいなくなってしまい、ツバメも住むところがなくなってしまいます。
冬が終わり春が来ると木々が生い茂り、土の中から昆虫たちが大量に顔を出すようになります。
その昆虫を狙って春先になると日本に渡ってくると言われています。
また、日本の気候はツバメにとって雛を育てやすいのではないでしょうか。
寒すぎてもだめですが、暑すぎても熱中症をおこしてしまいますから。
そして、雛が成長した頃に気温が下がってきて昆虫も減るため、また新たな場所を求めて南下していくのです。
北のほうにある国は昆虫を餌にする鳥が少ないとも言われています。そのため、昆虫の競争率が少なくて済むのです。
ツバメの移動の仕方
ツバメがどうやって渡っている知っていますか?
2000~3000キロもの距離を毎年迷わずに移動することができるなんてすごいですよね。
ツバメは、太陽を目印にして移動しています。
なので、昼間に移動をします。夜は海に流れている流木にとまったり、島があればそこで明るくなるまで休みます。
渡っている間はあまり餌を食べません。
出発する前にたくさん食べて蓄え、体重を増加させます。その増加させた脂肪分をエネルギーにして長い距離を移動していくのです。
また、天気の悪い日には留まり、餌を探して食べながらまた次の出発を待ちます。
ちなみに、オスのツバメはメスよりも早く出発して先に目的地に着き、前回作った巣を探すとも言われています。
まとめ
ツバメが渡る理由は、住みやすい気候と餌をもとめて
少しずつ南下していく
太陽を目印に昼間に移動する
オスはメスよりも早く出発する
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