卵が産まれてから雛が巣立つまでの成長を追ってみたいと思います。
産卵
ツバメの産卵一日目1個の卵、二日目2個の卵、三日目3個の卵、四日目4個の卵、五日目5個の卵。
ツバメは巣作り完了後に共寝をするようです。1日か2日に1個のペースで産卵します。
平均3~7個の卵を産みます。最後の卵を産み終えると雄、雌、共同で抱卵します。
抱卵に数は13~17日で、そこから雛たちは巣内で20~24日親ツバメから餌をもらい、飛び方、餌の取り方、危険回避の方法などを教わります。
巣立ち成功率は50%で雛の1年生存率は10%です。
自然の掟とはいえ厳しい生存競争です。
ツバメの巣
ツバメの巣は泥と枯草などを唾液で固めて造るのが普通で、天敵のカラスなどが近寄りがたい民家の軒先に営巣します。
ビルなどに営巣する時でも、2階以上でなく、1階の軒先に営巣するようです。
普通は新しく巣を造るのですが、古い巣を修復して使用することもあるようです。
巣立ち後のツバメの雛
巣立って暫くは自分で餌を採ることが出来ないので、巣にいる時と同様に親から餌を貰います。
巣立ち後、兄弟たちは巣から少し離れた所に集まって親の運ぶ餌を待ちます。
親が近づくと、留まったまま、あるいは飛びながら餌をねだって鳴きます。
翼の羽鞘がまだ残っており、完全ではありません。羽伸びをすると、まだ羽の間にわずかな隙がみられます。
巣立ち後ねる場所は家族によって異なりますが、基本的には親の縄張りの中で、元の巣に戻ってきたり、電線や木に留まったりと様々です。
巣をめぐる関係
ツバメ類とヒメアマツバメ、スズメ類は、人家の軒下に巣を造るという共通の習性を持っています。
それらの間には巣を造る場所をめぐって競争があると考えられます。
時には違う種の巣をちゃっかり利用する者もみられます。
まとめ
産卵は4~7月頃に3~7個を産卵し、抱卵に数は13~17日で主としてメスが抱卵します。巣内で20~24日で巣立っていきます。
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