ツバメが卵を産んだけど、なかなかヒナが孵らない……。
ツバメの巣ができたと言っている人の話を聞くと、そう心配している人が多いようです。
家にツバメの巣ができたとなったら、ツバメ一家の様子が気になってしまうのは仕方がないこと。
巣が完成したなあと思ったら卵が産まれて、当のツバメよりも孵化を今か今かと首を長くして待ってしまう……ツバメの巣を見守ったことがある人は、経験したことがあるのではないでしょうか?
実際のところ、ツバメが産卵をしてから孵化するまで、どれくらいの期間があるものなのでしょうか?
コレを読んで、なかなかヒナが孵らずにやきもきしている方は安心して下さい。
産卵から孵化まで。ツバメのヒナが誕生するまでは結構かかる
ツバメの卵が産まれると、まず行われるものが抱卵です。
ツバメの卵が孵化するには条件があります。
孵化するのに適切な温度と湿度で、卵を温めることです。
ただたんに卵を懐に抱いて温めるのではなく、定期的に卵を回しながら均一に温める必要があります。
この抱卵の作業が上手くいけば、約2週間程で卵は孵化し、ヒナが誕生するのです。
イメージよりも、卵を温める作業が長いですね。
それ程、卵の中での細胞分裂が複雑に行われ、ヒナに成長を遂げていると思うと感慨深いものです。
産卵をしたら抱卵という流れですが、産卵を終えても、すぐに卵を温めない場合もあります。
卵を産む時期にバラつきがある場合は、最後に産卵した卵の孵化と合わせるために、最初に産んだ卵を温めない時があるのです。
孵化の時期がズレてしまうと、子育てにも影響が出てしまいます。
ヒナを育てながら、他の卵の抱卵を続けることは難しいことなのです。
まとめ
卵を産んだのにヒナが誕生しない! と焦っている方は、まだ20日が経っていなければ、長い目でみて見守ってあげましょう。
卵があっても抱卵している様子が見受けられない場合は、近くに親鳥がいるのであれば、こちらも見守ってあげてください。ツバメは卵やヒナに執着が強い鳥なので、卵が割れてしまったり敵に襲われたりしていない限りは、時期が揃えばきっと抱卵を始めるはずです。
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