ツバメは昔から人間にとって身近でなじみ深い鳥として親しまれています。

光沢のある青黒色の背中と額と喉の赤さ、腹面の白さが特徴で一目見ても他の鳥と区別がつきやすいシルエットです。

しかし、どのような理由でツバメと人間が共生しているのかご存知でしょうか?

ツバメは人家の軒先などで巣作りする理由

日本に渡って来る夏鳥としてツバメは、人家の軒先などに泥と唾液で上手に巣作りをしますが、この姿を見るだけでも人間はツバメが巣作りをすると縁起が良いと言われそっと見守るという方が大半です。

しかし、なぜ人間のいる所に巣を作るかと言えば、天敵であるカラスや猫が人間を恐れるのでその周りに近づかないことを利用しているからです。

人間を利用することで自らの繁殖を成功させようとするツバメと言うのは、頭の良い鳥だと言えますね。

人間の観察もほどほどに

ただし、ツバメが人間に対して恐怖感を抱いていないわけではないので、巣作りをしていても観察は恐怖感を与えない程度にほどほどに行いましょう。

あまり、頻繁に近づいてみていると親鳥が雛に近づけなくなることもあるからです。

人間にとって益鳥とされる理由

ツバメの主食は蚊、蠅、蛾など飛んでいる昆虫であり、穀物などは食べないため農作物を荒らすということがないので、人間にとっては益鳥だと昔から伝わっています。

そのせいもあり、農家の倉庫などの軒先に巣を作られた場合には、その家の人は大事な鳥だという思いを一層強める傾向が強くなっています。

ツバメ 人間 共生 依存

ツバメの糞は被害だけではない

しかし、ツバメは巣の真下に糞を落としてしまうので、玄関先、車の上に落とされることで被害をこうむることになります。

そのため、あまりにひどい状態の時には害獣扱いされることもあります。

ただ、巣の下に板や段ボールを取り付ければ対策は出来ます。

昔は、ツバメの糞は雑草の除去に効果があるとされ人間はツバメの糞を利用していた記録もあります。

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まとめ

このように、昔からツバメと人間の関係は共生しつつ暮しているのには、お互いのメリットがあるからです。ツバメは人間に親しみを感じているわけではないけれど、生き延びるための術として人間のいる場所に巣を作るという知恵は素晴らしいものだと感じずにいら

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