ツバメは人の住む街を好み家の軒下に巣を作り、子育てをします。
なぜわざわざ人の住む近くで過ごすのでしょうか。
ツバメの習慣について調べてみました。
ツバメが人の近くに住む理由
ツバメの天敵は巣を壊したり妨害してくる動物たちです。
特にカラス、ネコ、ヘビはツバメの3大天敵と言われています。
人がいる方が外敵から襲われる可能性が低くなり安全だとツバメたちは思い巣作りを始めるのです。
ツバメは渡り鳥なので、色々な環境を察知する能力が高く、居心地のよい場所を求めて巣を作るため、巣ができた家は気温や環境がいい家と言えます。
そのため、人通りの多い場所、夜になっても明かりがある人の近くを好むのでしょう。
それは、ツバメが人を怖がらないのは自分たちの敵であるカラスから守ってくれるボディーガードのように思っているからです。
人間にとってのメリット
昔からツバメの巣が作られる家は縁起がいいと言われていました。
またツバメは稲の害虫を食べてくれることからお米作りが盛んな地域ではとても縁起のいい鳥として言い伝えられていたのです。
ツバメは人の近くであればどこでも巣を作るわけではなく、環境などの条件以外にも巣を作るのはその人を見て判断するとも言われています。
ツバメを守るために
ツバメが人の近くは安心だと思ってくれるかぎり、人はツバメを守っていかなければなりません。
まずは環境を破壊しないこと。
糞被害を理由にツバメの巣を撤去しないためにも、巣の下にはダンボールをひき中に新聞紙をひくなど、糞受けを作る対策もできます。
そして巣が壊れていたらヒナが落ちてしまう恐れがあるので、カゴを設置したり、カップ麺の容器を使うと便利です。
まとめ
人の近くが安全だと判断し、ツバメは身を守るために好んで人の近くに巣作りをすることが分かりました。
あくまでもツバメの外敵はカラスやネコ、ヘビなど巣を襲ってくる生き物なのです。野鳥と共存するのは難しいですし、全てに手を加えることはできないけれど、人とツバメの関わりはこれからも残すべき重要なことです。
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