春先あたたかくなるとウグイスをはじめ、越冬を終えた様々な鳥の声を聞くことができます。
その中でも、よく電線にとまって歌を歌っているようにきれいな声でさえっずっている鳥がいます。
黒っぽいシルエットに顔の辺りが赤く、独特の燕尾状の尾羽が印象的なツバメです。
今回はこのツバメの鳴き声と種類意味について紹介していきます。
親鳥の鳴き声と種類と意味は?
さえずり鳴き
鳴き方「チュチュルチュルチジー」主に電線や巣の周りなどで鳴いている鳴き声です。
一般にツバメといえばこの鳴き方という印象が強いのではないでしょうか。
意味
巣を作る場所を見つけて雌を呼ぶ時・他の雄を遠ざけ近寄らないようにする時
ジージー鳴き
鳴き方は雛の鳴き声を真似したように比較的大きい声で鳴きます。
意味
夫婦になるため雄が雌に求婚する時うまく受け入れられれば晴れてカップルということになります。
雛の鳴き方を真似するのは雌の母性本能に訴えかけて、注意を引きやすくするためではないかと考えられています。
ツビー鳴き
鳴き方「ツビーツビー」
大きな声で鳴きます。
意味は、害敵が近くにいる時に警告として鳴きます。
近所のツバメやつがいのツバメに危険を知らせる手段で渡来した当初やイタズラをした人間に対しても鳴く時があります。
チャカ鳴き
チャカと短く鳴きます。
意味
雄が雌が共寝に誘う時の鳴き方です。
断られる場合もあるそうですが、うまくいった場合数日して卵が産まれます。
チュイ鳴き
巣の付近でチュイと短く鳴きます。
意味
目の見えない雛に親鳥の存在を気づかせる為卵からかえったばかりの雛はまだ目が見えないので親鳥が餌をとって帰ったのを気づかない場合があります。
そんな時は短く鳴いて気づかせるという方法をとるようです。
雛の鳴き声と種類と意味は?
ジャージャー鳴き
親鳥が巣に来た時に大きい声で鳴き続けます。
意味
巣の雛が餌をねだる時です。
親鳥はこの声が大きい順に餌を与えている様で雛はお腹がいっぱいになると鳴かなくなるか、鳴き方が弱くなるようです。
まとめ
鳥にとって鳴き声、鳴き方は仲間とコミュニケーションをする為の大きな手段です。
人間でも、自分にとって重大なことが起こった時は自然に大きな声が出るようにツバメも危険が迫ったり、餌が本当に欲しい時は大きな声を出して意思疎通を図っています。
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