つばめは、毎年桜のつぼみがほころび始める、3月の終わり頃から、4がつの初めころにかけて、日本にやって来る渡り鳥です。

やがて雄と雌がつがいになって、巣作りをするため、町なかへ現れ始めます。

つばめが巣を構えて、卵を産み、抱卵して約2週間ほどすると、かわいらしいヒナが誕生しますが、その子育ての途中には、時としてトラブルも起こります。

今回は、つばめの子供が巣から落ちていたというトラブルに遭遇した時の対処法について、ご紹介していきます。

つばめの巣とは?

つばめは、泥や植物の繊維などを唾液で混ぜ、約7日〜10日くらいかけて、おわん型の巣を作ります。

卵をのせる産座には、きちんとニワトリの羽などの柔らかい材料を敷いています。

巣は、人工物以外には作らないと言われていて、常に人通りのある場所を好んで作られます。

これは、民家の軒下や屋根のあるところなら、雨風を防ぎやすいこと。

そして、人通りが多ければ、つばめの天敵であるカラスやすずめ、ヘビ、ネコといった小動物からも身を守りやすいからです。

つばめの子の巣立ち

つばめの子は、孵化後22日くらいたつと巣立ちを迎えます。

このころになると、つばめの子は、飛ぶ練習をはじめ、まず1羽が巣の近くの日さしなどに飛び移ります。そして少し休んでから、またさらに先へ飛び移ります。

ほかのつばめの子も、これに習って次々と巣から飛び出していくのです。

このとき、つばめの親はひっきりなしに鳴きながら、つばめの子達を導きます。

つばめ 子供 戻ってくる

もし、つばめの子が巣から落ちていたら?

つばめの子が上手に飛べるようになり、一人前に餌が捕れるようにようになるまでには、1〜2週間かかります。

つばめの親は、つばめの子が一人前の立派な若鳥になるまで、こうして飛び方や、餌の捕り方を教えるのです。

つばめの子が一人前の若鳥になるまでには、不幸な事故が起こる場合もあります。

巣の作りが悪く、巣自体が落ちてしまったり、飛ぶ練習の際に、うまく飛び移ることが出来ずに落下するという場合です。

こうした事故が原因で、巣から落ちたつばめの子を見つけたとき、私たち人間はどうしたら良いのでしょうか?

つばめの親は、1日に100〜300回という回数、つばめの子に餌を運んできます。

つばめのような野鳥は、与える餌が非常にむずかしく、人間が安易に持ち帰っても、簡単に育てることは出来ないと思ったほうが良いと言われています。

通常つばめの親は、簡単に育児放棄することはありませんので、巣から落ちているつばめの子を見つけた時に、私たちにできるのは、まずつばめの子を天敵に見つかりにくい安全な場所(落下地点からは、あまり遠ざけない。)に置いてやり、しばらく隠れてつばめの親が来るを見守ることです。

大抵の場合、つばめの子の声を頼りに、つばめの親は餌をやるために戻ってくると言われています。

ひどいケガなどがなければ、つばめの親が餌を運んできてくれることで、人間が持ち帰るより、つばめの子の生存確率は格段に上がるのです。

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まとめ

巣から落ちている、頼りないつばめの子を見つけてしまったら、つい見なかったことに出来ないのが人情です。

しかし野生の鳥であるつばめの親は、本能にしたがって、餌の量、種類、大きさを選び、飛び方や餌の捕り方を教え、立派につばめの子を育てるのです。

私達人間は、むやみにつばめの子を持ち帰ったりせず、つばめの親がつばめの子に気付くまでの危険を回避することに配慮することが大切なんです。

時折、人間が野鳥のヒナにさわると、匂いで親鳥は育児放棄するなんてことを聞いたりしますが、つばめに関しては、そのようなことはありません。

つばめの子が無事、つばめの親から餌をもらえるように、見守って協力してあげたいものですね!。

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