ツバメのつがいは、超が付くほどラブラブです。
一度つがいになれば、どちらかが亡くならない限り、ずっと同じカップルで子作りをし、子育てを行います。
子育てにおいても、ツバメのオスは、とってもイクメン!
いつも仲良く協力しあって子育てに取り組みます。
あ〜!誰かさんにもみせてあげたい!!
今回は、そんなラブラブツバメカップルの子育てと、人間界でも問題となる育児放棄なんてあるのか?ということについてご紹介したいと思います。
ツバメの子育てについて
つばめのカップルは、巣作りも協力して行い、巣が完成する頃に、共寝をし、やがてメスは、全部で5〜6個の卵を、毎朝早く1個づつ産んでいきます。
この産んだ卵をあたためることを抱卵といいますが、約2週間カップルで交代しながら、あたため続けます。
それから約2週間と少しで、卵は孵化し、ヒナが誕生します。
さあ、ここからが大変です。ヒナへの餌やりが始まります。孵化して最初の4〜5日は、ヒナもまだ毛がなく、体温保持を自分でできないので、親ツバメのどちらかが、引き続きヒナをあたためますが、餌は親ツバメが交代で捕りに出かけます。
ヒナが大きくなるにつれて、もう親ツバメも交代でなんて言っていられないくらいに、食欲旺盛となり、親ツバメが両方とも餌探しに行かないと間に合わなくなってきます。
親ツバメは実に、一日のうち10時間もの時間を、ヒナ達の餌さがしに費やします。
こうして、22日くらいたつと、ツバメのヒナ達も、巣立ちを迎えるのです。
ヒナ達もまだまだ上手に飛べませんが、少しづつ親ツバメ達の指導で、巣立って10日くらいたつと、立派に飛べるようになり、餌だって自分で捕らえることが出来るようになるのです。
育児放棄することってあるの?
ツバメのカップルは、よほどのことがないと、育児放棄はしません。
しかし、育児放棄とみられる行動はいくつか存在します。どうしてでしょう?
安全だと思っていた巣のところに、天敵が現れ、親鳥が巣に戻れなくなった。
⇒ヒナは餌がもらえなくなり、亡くなってしまう。
案外スズメは乗っ取りを行い、ツバメのヒナを巣から落としてしまったりするので注意!
ツバメの親が餌探しをしに出掛けているうちに、事故等に空い片親になってしまった。
⇒子育ては、片親ではとてもではありませんが不可能です。
ヒナの健康状態が不良であること。
⇒どうしても助かりそうにないヒナに対して、餌を与えないことは、自然なことかもしれません。
まとめ
巣立ち後10日くらいたつと、ヒナも巣立ちますが、自然界は危険がいっぱい。
育児放棄は、基本的に行いませんが、何らかの事故で巣から親ツバメがいなくなると、ヒナ
は餌がもらえなくなるので、お腹を好かせて亡くなってしまうのです。
いくら野鳥の運命だとしても、人間としては、見てみぬふりが出来ず、保護しようとしがち
です。
でも、保護する場合は、親代わりというわけです
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