巣から雛が何匹も落ちていて、親の姿も見えない。
これは親が育児放棄をしてしまったのでしょうか?
巣から落ちたツバメの理由を探っていきたいと思います。
ツバメの雛が落ちている
ツバメの親は簡単に子供を見放しません。
巣から雛を落とすのは、すずめか他のツバメです。
カラスや蛇は雛を食べてしまいます。
親ツバメが雛を落とす
親ツバメが雛を落とす理由は、雛は自ら巣から落ちてしまうことはありません。
落ちるとすると巣が崩れたり、穴が開いてしまった場合ぐらいです。
たいていの場合は発達障害などの理由で親鳥に落とされてしまうのです。
もし、巣が原因で落ちたのなら親鳥が雛の周りを迂回したり、鳴いたりなど、何かしらのアクションがあるはずです。
ただ、偶然にでも落ちてしまった場合、雛に衝撃があるのは当然ですから、常にいる雛優先して温め、給餌するのは仕方のないことです。
戻すタイミングも親鳥の居ない時の方が良いでしょう。
鳥には嗅覚が鈍いので、匂いはあまり気にしません。
人間の匂いがついた雛は育てないと言いますが、それは俗説です。
落ちた雛を保護する
もし、落ちた雛を見つけた場合自然に任せ、そのままにするのが一番の対処かもしれませんが、どうしても見捨てることが出来ない場合は、温度管理をしっかりしてあげて下さい。
一番大切なことです。次に餌を15分位置きに与え続けなければなりません。
ツバメは生きた餌を与えなければいけませんが、すり餌や、ペットフード等でも応用がききます。
まとめ
野鳥たちは過酷な生存競争の中で生きています。生きる力の弱いものは強いものに食べられます。野生に生きる動物たちは、そうした生存競争で時には他の生き物を食べ、ある時は食べられ命を受け継がれていくのです。兄弟や親鳥が小さく虚弱な雛を巣から落とすと言うこともあります。それによって、親鳥は他の雛たちに十分な餌を与えることが出来るようになります。残酷かもしれませんが、自然の中で生き残る知恵でもあります。
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