ツバメの産卵は大体4月から7月の間くらいに一度に数個の卵を産みます。
春先、軒下に新居を構えようとしているツバメをよく見かけますね。しかし冬にはもうもぬけの殻。一体いつ雛たちは巣立っているのでしょうか。
ツバメの生態と巣の不思議
日本の冬の時期はツバメを見かけることはないともいます。これはツバメが渡り鳥で、冬の間暖かい南の地方で生活するためです。
春になると餌も豊富な日本に戻ってきて、日本で巣作り、子育てが始まります。大体4月初めには巣を作り始め7月までには産卵するのです。
巣は泥と枯草とツバメの唾液で固められていて、不思議と民家の軒下などに巣を作ります。これはわざと人間の民家に作る方が他の外敵に狙われにくいと思い作るのです。ちなみに同じ民家に毎年作るのはその場所が安全だと認識しているからです。
産卵から巣立ちまでの雛の巣での姿
産卵期は4~6個の卵を産み、オスとメスが交互に卵を温めます。とってもコンビネーションよく温め、大体13~17日くらいで孵化するのです。
孵化した後も雛には毛が生えていないので温め続け、大体巣立ちは孵化してから20日前後です。
さらに、産まれてしばらくは親鳥に抱っこされている上、目も見えず、声も出ないので、雛が産まれたという事がわかりにくいのです。気づいたらもうだいぶと大きな雛が鳴いているという風に気づくでしょう。
完全に巣立つ時期
元気よく雛が大合唱しだしたら、大体の場合はもうある程度の大きさになっているので巣立ち前の雛です。意外と巣の中にいる期間が短いのです。
巣立ちもすぐに飛べるものもいれば失敗し巣の下に落ちてしまう雛もいるが、大体の場合は親鳥が近くにいて見守っています。
そして飛び方を教えたり餌の取り方をちゃんと教え、巣立ちから一週間もして自分で餌を完璧にとれるようになると、巣から完全に飛んでいくのです。
まとめ
いつの間にかいなくなってしまうツバメの親子。それは、巣の中での生活が大半で、なかなか顔を見ることは出来ず、見れたかと思うと意外と早くに巣立ってしまうからのようです。
ツバメと言えばお母さんから餌を貰うために巣から顔を出している姿、ですが実はその期間は本当に短く貴重な時間だったようです。
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