古くから多くの歌にうたわれたり、俳句などにも詠まれているツバメ。
鳥類では唯一と言っていい程、人間と住空間を隣接させる野生の鳥でもあります。
身近な鳥ではありますが、ツバメの生態については知らない人が多いのでは?
ここでは、ツバメの巣作りと子育てに焦点を当ててお送りしたいと思います。
一夫一妻制!巣作り&子育てをつがいで協力してやっている!
ツバメには、コロニーと呼ばれる集団で巣を作る種類も多くいますが、私達に馴染み深いのは民家の軒先に巣を作るツバメです。
この馴染み深いツバメは、オスとメスのつがいで、単独で巣を作る習性があります。
たまに同じ民家にいくつかの巣を見かけることもありますが、稀なことであり、2~3つ程とコロニーと呼ぶまでではありません。
他のツバメと助け合うことはせずに、巣作りから雛の子育て、巣立ちまでを、つがいで協力し合い行うのです。
現代の日本社会と同じように一夫一妻制で、一夫多妻のツバメも観測はされていますが、非常に珍しいケースになります。
また、どちらかが亡くなってしまったりとパートナーが欠けてしまった場合は、新たにつがいとなるパートナーを見つける場合があります。
人間と近しく、親近感が芽生えますね。
二羽で巣作りを終えたあとは繁殖活動と子育てに入ります。
産卵を終えると、卵を温める作業は、主にメスのツバメが行います。
オスは巣の近くで、敵がいないか、危険がないかと目を光らせて、巣と卵とメスのツバメを守っているのです。
きちと役割を分担して子育てに入りますが、彼らは柔軟です。
メスが餌の調達や水を飲みに巣から離れる際は、オスが代わって卵を温めることもあります。
こうしてオスとメスが協力し合いながら辛抱強く卵を温めると、約2週間ほどでやっとヒナが産まれます。
誕生から20日ほどの子育て期間を経て、ヒナは巣立ちを迎えます。
まとめ
人間と同じく、ツバメもオスとメスが協力し合って、家を作り、家を守り、そして子作りをして、子育てをするのですね。上手く役割分担をしながらに助け合っている姿が目に見えて分かり、とても微笑ましい気持ちになります。
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