ツバメが巣から落ちているのを見かけた場合、巣に戻しても大丈夫なのでしょうか、人間の匂いが付いた雛をツバメの親は育てないと言いますがどうしたら良いのでしょうか
ツバメの雛が巣から落ちる原因
親ツバメが雛を落とすことは滅多にありませんが、発達障害などの理由で親鳥に落とされる場合があります。
また、巣から雛を落とすのは、たいがいの場合はスズメか他のツバメです。
巣を乗っ取るために雛を落としてしまうのです。
雛は自ら、巣から落ちることはありません。落ちるとしたら、巣が崩れたり、穴が開いてしまった場合位です。
もし、巣が原因で落ちたのなら、親鳥が雛の周りで迂回したり、鳴いたりなど、何かしらのアクションがあるはずです。
ツバメを巣に戻す
落ちた雛を巣に戻すタイミングは親鳥の居ない時の方がいいでしょう。
鳥は嗅覚が鈍いので、匂いはあまり気にしません。人間の匂いが付いた雛は育てないと言いますがそれは俗説です。
何らかの理由で落とされた雛はまた、親に落とされることがあります。
雛の育て方
幼鳥を保護してしまった場合、一番大切なのは温度管理です。
鳥は平熱が40~42度ほどある生き物です。
空を飛ぶために大量のエネルギーを必要としているため、大変燃費の悪い体をしています。
雛の周囲の温度が32~36度程度になるようにして下さい。
野生の場合は狭い場所に雛同士が寄り添って集まることによってお互いの体を暖め合っていますひ
雛の食事
雛には、欲しがるだけ、とにかく大量に餌を与えなければなりません。
人の手で雛を育てるには、15分位置きに餌を与えなければなりません。
ツバメは昆虫を主食としています。
しかも生きた餌でないといけません。
バッタや蛾など大人のツバメが食べている物を子供の頃から食べ慣れていかなければなりません。
毎日生きた餌を大量に集めることは不可能に近いですね。
そんな時は、「すり餌」「ミルワーム」「ハニーワーム」すぐに餌を用意できない場合は、ドックフードやキャットフードなどを粉末にしてすり餌の代わりにすることが出来ます。
まとめ
野鳥は過酷な生存競争の中で生きています。兄弟や親鳥が小さく虚弱な雛を巣から落とすという事もあります。それによって、親鳥は他の雛たちに十分な餌を与えることが出来るようになります。残酷かもしれませんが、自然の中で生き残る知恵でもあります。
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