ツバメは夫婦の共同作業で巣作りをします。
オスとメスの協力が無いと巣作りは出来ないのです。
営巣
はるばる南方から日本にやって来たツバメは適当な人家を見つけたら営巣をし、子育てを開始します。
その前に巣を作ります。どのようにして作るのでしょうか?調べてみました。
まず枯れ木や枯草や泥を集めます。
その枯れ木と泥を自分の唾液で粘土状に固めたものをどんどん積み上げていってお椀状に作り上げます。
これはオスとメスの共同作業です。
小さいくちばしに枯れ木や泥を咥えるのは限度があります。
オスとメスが交代で何度も繰り返し飛び立ち巣の材料を集め、巣の形が出来ます。
最後に内部を整えて来るべき産卵に備えます。
産卵が済むと、メスは抱卵を始めます。オスは外敵で妻子が襲われないように巣の周りにいて見張りを続けています。
見張っているから仕方が無いのですがオスはメスに給仕をしません。
メスが抱卵をオスに委ねるのは自分の食料調達に出かける時だけです。
孵化するとお父さんツバメはお母さんツバメと協力してヒナ達の餌を飛び回って調達してきます。とても頼りがいのあるお父さんです。
まとめ
以上のようにツバメの巣作りに関するオスとメスの協力を述べて来ました。
オスがしないのは抱卵中のメスへの給仕のみです。
実験によるとおやツバメがヒナへの給仕をするのは700回にも及ぶそうです。
そして独り立ちさせるためにもオスとメスは協力してヒナ達を独立へ向けての
教育を始めます。上手く飛び立てない。上手く餌を取れない未熟な雛たちは
お父さんやお母さんから餌をもらいながら練習を重ね、本当に南方に向けて
飛び立てるようになるのです。
無常な人間より、ずっとツバメの方が育児を解っていますね。あの小さい体に
秘められた強い意志にびっくりさせられます。
教育は夫婦二人でするもの。それが基本なのは万事共通なようです。
今のあなたにおすすめの記事