つばめは3月頃に日本に飛んで来て人家に営巣をします。
南の方でも営巣は出来そうです。
では、なぜわざわざ遠い日本を選んで飛んでくるのでしょうか?不思議ですよね。
その疑問について調べて見ました。
餌が豊富
渡り鳥には、つばめのように初春に繁殖を目的に日本へ渡って来て、春から夏にかけて営巣をし子育てをして、秋にまた越冬の為に南へ帰っていく夏鳥と、その反対に越冬の為に日本へ渡ってくる冬鳥がいます。
また渡っている途中に日本にやってくる旅鳥と呼ばれる鳥もいます。
餌の有無や天敵の存在の有無は営巣の大切な問題です。
餌が無いとヒナにも餌を食べさせられませんし、天敵の存在は巣の存在を危うくします。
フィリピンやオーストラリアは餌になる虫も豊富にいるでしょうが、ヘビなどの天敵も多くヒナが襲われたりします。
その為子育てが厳しい状況になっています。
日本でもヘビやカラスはいるので天敵はいますが、人家に営巣を作れば比較的人の目がある分、天敵から巣を守れます。
田舎は勿論のこと、都会でも公園が多く腐葉土があります。
腐葉土が沢山あるところには虫が沢山いるので餌が豊富です。
特に桜が散ったあとの5月は虫の誕生ラッシュのシーズンなのです。
昆虫が沢山生まれ育つこの時期に、日本で子育てするのが一番良いのでしょう。
日本人の性質はスズメの巣を壊さない上に大事にします。
人家に巣を作れば餌が取れるだけではなく、カラスなどの外敵や風雨を避けられます。
餌も豊富、風雨も避けられるつばめにとって、日本はメリットの多い最適な営巣の場所になったのでしょう。
まとめ
日本はつばめに選ばれた子育ての場だと解りました。
日本の土地の環境と日本人の気質がつばめにとって安心して子育てが出来る
要因です。フィリピンやオーストラリアまでの移動は飛行機でもきつい距離です。
その遠い距離を良くあんな小さな体で飛んで来れることに一種の感動さえ覚えてしまいます。今は空き家が多く、つばめの巣も作れない状況になって来ているそうですね。もし自分の家につばめの巣がある方は大切になさって下さいね。
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