今の風潮ではツバメに巣を作らせないという方が主流です。
かつては益鳥として、春とともに訪れる姿を待ちわびたものですが、現在は景観や衛生上の問題で、以前ほど良いイメージがもたれていません。
巣を撤去したり巣を作る家の外壁を特殊加工したりするなど、できるだけ近づかせない方法がとられています。
これらの方法が影響してか、渡ってくるツバメの数も減少傾向にあるあります。
では、どのようにすればツバメに巣を作らせることができるのでしょうか。
ここでは、巣を作らせる方法や注意点についてご紹介します。
巣を作る環境と天敵
米作など農耕が盛んな時代では、害虫を食べる鳥として知られ、家の周りに巣を作れば縁起が良いとされてました。
人の近くに巣を作る習性を持ち、人間側も健康に影響を与える、フンについては問題視していない時代です。
時は流れ、さまざまな問題はありますが、基本的なツバメの習性は変わっていません。
巣作りをおこなうツバメの習性を見ていきましょう。
巣を作る場所
ツバメは人の近く、人が集まる場所に巣をつくります。
家の軒先などが代表的ですね。
このため、閑散としている、いわゆるシャッター街や空き家が多い場所では、巣をつくる確立は低いでしょう。
また、人気のない所はカラスなどの天敵が多いこともマイナス点として挙げられます。
巣を作らせるポイントとしては、人の気配を感じられながらも、人が干渉しない高い場所があることです。
また、近年では家の壁に汚れが付かないよう、防汚加工したものがあります。
これでは巣を作ることができないため、巣作りを希望するならばこの点の配慮も必要です。
天敵への対策
ヘビ、ネコ、カラスが代表的なツバメの天敵です。
壁伝いに忍び寄るヘビ、ジャンプ力の強いネコは、飛び立てないヒナには用心が必要です。
頭の良いカラスは親ツバメの不在を狙って巣を襲います。
すべてを防ぎきることは難しいでしょうが、囲いや返しを備えるなどの対策が考えられます。
まとめ
ここまで、ツバメに巣を作らせる方法や注意点を紹介しました。
巣作りを希望すること現在では、少々珍しいかもしれません。
しかしならが、ヒナにエサを与える姿は可愛らしいですし、人が集まる場所いることから、繁盛の縁起を持つ鳥でもあります。
難しい点もありますが、かつてのように共存関係が望ましいですね。
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