ツバメはどんな所に巣を作るのでしょう、ツバメが安心して暮らしていくために、何に警戒して巣作りをするのでしょうか。
ツバメが警戒するもの
ツバメが警戒するものは、カラス、蛇、猫など捕食者と、スズメやムクドリなど、巣を壊す鳥です。
人間や、人間が飼っている犬などはあまり警戒しません。
ツバメが人間の近くで子育てするようになったのは人類が現れる前、もともとは、洞窟などに巣を作っていたツバメが、人間が現れてその住居に巣をかけた方が、天敵が人間を怖がり近寄れないことから、多く子孫を残すことが出来るようになり、結果的に人に対する警戒心があまりない性質になったようです。
ツバメは人間の事をよく観察しています。
巣作りする前には、家の人間を観察しに家の中に入ってくることもあるそうです。
巣の乗っ取り
スズメはツバメの巣を乗っ取ることがあるようです。
スズメは瓦の隙間とかの空洞に営巣する習性がありますが、隙間のない近代化住宅が増えたおかげで、スズメが巣を作る場所が激減しています。
スズメはツバメと違って雛が卵か孵って2週間で巣立ち、子供が独り立ちすると、また子育てに入ります。
このサイクルはツバメより短く、巣立ち、雛が出てきても巣の中に次の卵があることが多いのです。
ツバメ類とヒメアマツバメ、スズメ類は人家の軒下に巣を作るという共通の習性をもっています。
それらの間には、巣を作る場所をめぐって競争があると考えられます。
時には違う種の鳥をちゃっかり利用する者も現れます。
時には雛などをくわえ出して巣を乗っ取ることがあります。
ツバメの巣にスズメが枯草を沢山積み上げて利用することもあります。
まとめ
ツバメの巣は、泥と枯草などを唾液で固めて作るのが普通で、天敵のカラスや蛇などが近寄りがたい民家の軒先に営巣します。天敵が人間を警戒して近寄らないことをツバメは知っているのです。ですから、ツバメは人間や人間が飼っている犬などを怖がることはありません。
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