なぜ、ツバメはスズメに巣を乗っ取りされるのでしょうか。

スズメはツバメの巣に藁を入れ横取りすることはあります。なぜでしょう。

スズメの住宅事情

スズメの住宅情報のせいで、ツバメの巣を乗っ取るようです。

スズメは瓦の隙間とか空洞に営巣する習性がありますが、隙間のない近代化住宅が増えたおかげで、スズメが巣を造る場所が激減しています。スズメはツバメと違って雛が卵から孵って2週間で巣立ち、子供が独り立ちすると、また子育てに入ります。

このサイクルはツバメより短く巣立ち、雛が出てきても巣の中に次の卵があることが多いのです。

巣をめぐる関係

ツバメ類とヒマアマツバメ、スズメ類は人家の軒下に巣を造るという共通の習性を持っています。

時には違う種の巣をちゃっかり利用する者も見られます。

スズメにとってコシアカツバメやイワツバメの作る巣は魅力的な場所に見えるようです。

時には時には雛などを加えだして、巣を乗っ取ることがあります。

ツバメの巣の場合も、上に枯草を沢山積み上げて利用することがあります。

ツバメ 巣 乗っ取り

繁殖に成功する3つの法則

巣を空にしない事

スキをつくらないこと

スズメを攻撃できること

ペアでコミュニケーションがとれる事

この他に4つ目の情報が分かりましたそれは雄が抱卵することでした。

繁殖に失敗した例を見ると雄が繁殖しない例がいくつか上がりました。

4つの条件を満たすツバメのペアの雄はスズメへの攻撃率が高かった。

特にスズメが縄張りに入ることを阻止するためにプレッシャー攻撃を有効に使ったこと、縄張りに入られてからは、体当たり攻撃を100%にして追い出していたことが特徴でした。

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まとめ

孵化まで上手く行くには、雄が抱卵し、雄が抱卵以外の時期に、警戒、威嚇、追い払い、追いかけ、の最低必要な攻撃行動をとり、雄が不在時間の少ない行動をとること。一般的に繁殖ステージの中でも雄の参加が低い抱卵期に、雄がどれくらい関わるかで、孵化までの明暗が分かれるのです。雄の行動は重要です。人間界でも似たようなものですね。

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