普段、ツバメはどんな虫を食べているのでしょうか?
ツバメは口の中に小さな虫を入れたまま巣にやって来て、それをヒナの口に押し込むので外から見ていても虫の種類を知ることはできません。
ツバメがどんな虫を食べているかは、わずかな観察情報から調べてみました。
数種類の虫
場所や地域にもよりますが、ツバメは川から発生するカゲロウとトビケラを餌の大半にしています。
なお、同じ場所でも時期による餌の違いはあるかもしれません。
地面を歩き回っているキセキレイとハクセキレイも、クモ目の数が多いこと以外は、ツバメと同じカゲロウ目、トビケラ目、ハエ目といった飛翔性昆虫をたくさん食べていることが高いです。
カゲロウやトビケラは河川に広く見られる水生昆虫で、ツバメの巣が川沿いに多く見つかることからも、他の場所でもツバメにとって重要な餌であることが想像できます。
一方、川から離れた市街地などでは、ツバメはどんな虫を餌にしているのか、確定したものがないので、ぜひ知りたいところです。
ツバメの最適な環境
ツバメにとって最も重要なことは、巣を作る場所と餌の昆虫です。
巣の場所は、我々の自宅に巣作りさせてあげたり、バードリサーチがツバメの巣が多い公共施設にフンを受けるものや啓発ポスターを配付するような活動で守ってあげることができますが、自然環境が失われてエサの虫を減っていくことも防がないといけません。
子育て中のツバメは、巣から約200mの範囲で虫を捕っています。
皆さんの家に巣があれば、200m以内の水路、樹木、草地などは、ツバメにとって大切な 餌場です。
どうか、こうした小さな自然を気にかけて、街の中から自然がなくなってしまわないようにしてあげることも心掛けていきたいですね。
まとめ
もしかしたら、現在のツバメは昔よりもエサを探すことに一苦労しているかもしれません。
地方の田舎部分ならまだしも、都市部なら餌にする虫がいないことが多いと思われるのでツバメも一生懸命だと思います。
人間だけが便利になり軟弱化している現代はツバメなどの動物を苦しめている材料でもあります。
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