蜂や蚊は人にとって有害な昆虫とされています。ツバメはこういった昆虫も餌として食べるのでしょか?
ほかにもどんな物を餌として食べるのかツバメの食性などから調べてみました。
ツバメの食性
ツバメは肉食です。
昆虫だけを食べる鳥なのでパン、穀類、牛乳、果物などは食べられません。
もしヒナを保護しても昆虫以外のものは与えないようにしましょう。
ツバメ主に昆虫はトンボ、羽虫、蛾、蝶、ハネアリ、アブ、ミツバチ、メイガ、ヨコバイなど飛翔性昆虫を食べます。
これは親鳥だけでなくヒナも同じような昆虫を食べて成長します。ヒナは小さなうちは小さな昆虫でないと食べられません。
ヒナの成長に合わせて昆虫の大きさも変えていく必要があります。保護した場合は、生きた昆虫を捕まえるのは大変です。
自然の昆虫が手に入らないようならペットショップなどで購入してもいいでしょう。
これらの昆虫は栄養が偏らないように栄養改善してからツバメに与えましょう。
保護しているツバメに与える餌の与え方
昆虫を与えるときの注意点はいくつかあります。
虫の多くは強いアゴを持っているので頭を潰して弱らせます。
大きいものは切り分け、ツバメが飲み込むときに喉を傷つけないように刺のある足などは取ってから与えましょう。
トンボやバッタ、コオロギなど羽が固いもの大きすぎるものは消化できずにそ囊という器官に詰まってしまい炎症を起こす可能性があるので注意が必要です。
蜂やアブ葉小型のものを選び針は取ってから与えるようにしてください。
購入できる生きた虫はミルワームが多いと思いますが、ミルワームだけでは栄養が偏るので栄養改善が必要です。
そのほかすり餌などもあります。
栄養のバランスなどを見ながら上手く組み合わせて使うといいです。
餌を口の中に入れるときにも注意が必要です。
餌を口に入れるときは喉の奥に入れてやると反射的に飲み込みます。
このとき中途半端な位置に入れてしまうと、上手く飲み込めず気管に入ってしまい窒息する恐れがあります。
まとめ
ツバメは飛翔性昆虫だけを食べて生きています。米などの穀類を荒らすことはないので昔から益鳥としても保護されています。ツバメは飛んでいる虫を様々食べますが人のようにしっかり噛み砕いて食べるわけではなく丸呑みにします。そのため、飲み込めないような虫は食べられないので、蚊くらいの大きさなら食べられますが、蜂となると大きなものは食べられないようです。また、固いものも消化できず体調を崩す原因になるので食べられません。親鳥が捕ってくる虫は大丈夫でしょうが、保護したヒナに餌を与えるときには注意が要りそうですね。
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