ツバメの孵化から巣立ちまでどの位の日数が必要でしょうか?その成長のしかたを調べてみました。
孵化について
孵化1日目
まだ、目が開いていません。わずかな産毛が生えています。頭は小指の先ほどの大きさしかありません。産毛だけでは体温を保てないので親は卵の時同様に保温しています。
孵化3日目
これから羽になる黒い点が見え始めます。ほとんど動かないので、巣が高い所にあると孵化したかどうかわからない状態です。
孵化4日目
普段はほとんど動きませんが、親の帰りや音には反応します。少しづつ親ツバメが保温する時間が短くなります。
孵化5日目
巣のふちに顎を載せて親の帰りを待つようになります。この頃から巣の下からでも雛の姿が確認できるようになります。
孵化6日目
羽鞘が延びてきました、この管に羽が収まっています。目もうっすら開きました。
孵化11日目
目がしっかり開くようになり、羽鞘から羽が少しずつ延びてきます。
孵化16日目
産毛は頭や背に残っていますが、ほぼ全身の羽毛が揃いました。産毛は時々兄弟に引っ張られたりして、兄弟同士でじゃれ合うのもこの頃からです。
孵化18日目
早い子で、産毛はほぼ抜けてしまいます。体はずんぐりで、巣の縁に捕まり羽ばたきの練習を始めます。
孵化20日目
巣立ち準備がそろいました。後は度胸だけです!
巣立ちは?
巣立ち1日目
巣立ち後兄弟たちは巣から少し離れた所に集まって親の運ぶ餌を待ちます。
親が近づくと、留まったまま、あるいは飛びながら餌をねだって鳴きます。
翼の羽鞘がまだ残っており完全ではありません。羽伸びをすると、まだ羽の間にわずかな隙が見られます。
巣立ち後ねる場所は家族によって異なります。
基本的には親の縄張りの中で、元の巣に戻ってきたり、電線や木に留まったりと様々です。
巣立ち4、5日後
餌を与える振りをして、雛を飛ばせるようにします。
飛びながら雛に餌を与え、飛びながら餌を貰うことができた雛は、やがて親を追いかけつつ自分で餌を捕まえることを覚えていきます。
まとめ
ツバメの雛が孵化してから巣立つまでをまとめてみました。巣立ってからも親鳥は雛が一人前になるまで世話をやいているものなのですね。
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