ツバメは孵化後20日前後で巣立ちをします。その後どうしてるのでしょうか?調べて見ました。
練習
はるばる日本まで飛んできて、巣作りが出来そうな人家に狙いを定めたら、せっせと泥や枯れ木などを集め膵液で固めて巣を作ります。
営巣して産卵したら抱卵し続けると2週間ほどでヒナが孵ります。
孵化後20日程で巣立ちをするのですが、親のように上手に飛ぶことは出来ませんし餌取も出来ません。
巣立ち=独り立ちだと思ってしまう人が多いのですが
巣立ち=独り立ちではありません。
巣立ち後しばらくはヒナ同士一緒に行動します。
ヒナ同士集まって親の給仕を受けるようです。
ちょくちょく巣に戻って、夜、巣で眠ったりして英気を取り戻しながら練習を続けます。
たまに疲れた子ツバメがベランダで止まっていたら、飛ぶ途中で一休みしているだけかも知れません。
ちょっとした河原にはツバメが休んでいる姿も撮影されていました。
ツバメは1羽ずつ飛んでいきます。
それまでは巣の近くにいるのでしょう。
何回も飛行の練習をし、大丈夫だと自信がついた子ツバメは10月頃にフィリピンやオーストラリア北部へ越冬のために飛んで行きます。
空の巣はどうするの?
ツバメが巣立って南国に旅立った後、空になった巣はどうすればいいのでしょうか?
巣から落ちてくる糞に悩んで健康被害が出るような場合を除いて、そのまま残して置きましょう。
巣が残っている場合は次の繁殖シーズンにまた帰ってきてそのまま子育て準備をします。越冬の為に巣を離れている間にカラスなどの外敵に巣を壊させることもあります。
巣が痛んでいるようであれば、巣を補強してまた営巣をします。
巣が無ければ他のオスがいない空の巣や新しい場所を探して営巣をするようです。
また、巣の主がいない間に別のツバメの夫婦が子育てに利用してしまうこともあります。
まとめ
ツバメは小さいながらに「帰巣本能」が凄まじく、太陽の位置で飛ぶ方向を決めます。前に見ていた山や川、海岸の形を記憶していて自分が作った巣を見つける事が出来るのです。特別な事情が無い限りははるばる日本に来るツバメの為に巣を残してあげて欲しいですね。
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