ツバメが巣作りすると、気に入った場所なら10年以上も続けて巣を作るそうですよ。
また、場所も同じ決まったところに作るようです。
なぜ、そうなのか、ツバメの習性について調べてみました。
なぜ同じ場所に巣作りするのか
ツバメが巣を作るのは、1番人の出入りが多く、雨風や直射日光が当たらず、風通しが良く、天敵の目から見えにくい場所に巣作りします。
これらの色々な条件を満たすとなると、一軒家でも巣を作る壁面はおのずと決まってくるようです。
しかし、全く同じ場所に巣を作るとなると、前年子育てした鳥と同じ個体が帰って来ているか、近所に居たライバルの個体が来たかという事が考えられています。
ツバメは同じオスが長いものでは7~8年も続けて帰ってきたりしているので、巣の場所を覚えておき、全く同じ場所に作る事があります。
そのオスが翌年越冬地から子供を連れて帰ることもありますが、ツバメは生まれた翌年は帰って来ても繁殖できないのです。
こうした若鳥は子育てヘルパーとして餌を運んだり巣立つ雛の世話をしたりと、子育てを手伝う習性があります。
ツバメは自分の縄張り近辺の巣をいくつか見てまわったり、いくつか縄を張っている古巣の中から子育てに使う巣をメスに選んでもらう事もあるようです。
巣作りの時期とは
ツバメは東南アジアで越冬した後、日本にやってきて子孫を残すために巣作りを始めます。
巣作りの時期については、平均的には4月~7月頃にやってきます。
ただし、日本は地域幅が広いですので、時期にズレがでてくることもあります。
九州では3月~6月、関東では4月~7月、東北では、5月~8月と、関東では平均的な時期、暖かい九州地方では少し早めに姿を拝め、寒い東北地方では、少し遅くなるといった感じです。
また、ツバメは通常1度使った巣を再利用することはありませんが、前回の繁殖・巣立ちがうまくいったような巣の場合は、好んで使い回す個体もいます。
ですので、できればツバメが去った後でも巣を壊さずに残しておくといいと言われています。
まとめ
ツバメの巣作りは、人間が頻繁に往来する所に営巣することで天敵から身を守っており、目立つところに巣を作る習性があるようです。
ツバメが巣作りを始めたら、自分の家を気に入ってくれたと思い、そっと見守ってあげたいですね。
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