渡り鳥としてツバメは有名です。
春から秋と暖かい時期の日本を過ごして、寒くなってくると、また別の暖かい土地を目指して海を渡る。
これだけを聞くと、人間もこうやって過ごせれば、一年を通して快適なのに……と思いますが、中々そのようには出来ません。
お引っ越しを経験したことがある人なら分かると思いますが、お引っ越しってとっても大変ですよね。
体力が削られますし、気力も削がれます。
ツバメも、荷物は無いけれど長旅のお引越しで大変なのです。
ですが、そんな大変なお引っ越しをしてまで、ツバメは暖かい土地に生きるために飛び立ちます。
今回は大変なツバメの渡りについて調べました。
日数は不明!だけどツバメの渡りは大変!
日本を経ったツバメは、一体どこに旅立っているのでしょう?
日本で見るツバメが冬の内に居るところは、台湾やフィリピン、マレー半島やジャワ島などが主なところになります。
渡りの時の速度では、55キロメートルから60キロメートルもの速さで、1日に300キロメートルもの距離を飛びます。
とっても大変ですね。しかもツバメは、海鳥ではないので、海に浮かんで休息をとることも出来ないのです。
海上をずっと飛び続けて疲れないのでしょうか?ツバメの凄いところがココにあります。
ツバメは「半球睡眠」ということができるのです。
脳の半分は眠り、半分は覚醒状態で、飛びながらにして睡眠をとり、休息を得ているのです。
人間が科学の力を借りて、飛行機で移動する距離を、ツバメはたった一匹で飛んでいるのですね。
生命の神秘を感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ツバメが渡りにかける日数や、明確な理由はいまだ謎が多く解明されていませんが、話を聞いただけでも本当に大変そうですね。
日本に戻ってくる時期は、場所によって違います。
西日本では3月上旬頃、関東では4月下旬まで。春の訪れを告げてくれる鳥、ツバメ。
今年はツバメを見付けたら「お疲れ様」と声をかけてしまいそうですね。
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