ツバメが巣立った後の恒例行事として巣台を下して巣のお掃除をされる方もいらっしゃると思います。
毎年掃除するのが面倒で、一度巣立ってしまったら巣を撤去してしまう方もいると思います。
ここでは、巣だった後、巣の掃除をどうするかについて調べてみました。
掃除をするという選択
ほとんどの場合、巣の中は、表面上は綺麗に保たれていますが巣材を持ち上げてみるとけっこうな量のゴミが溜まっています。
羽管のクズや食べ残した虫や消化できずに吐き出した虫のカケラなどいろんなゴミがあります。
その中でも、特に気になるのはダニです。
ツバメに付くダニは、だいたいはトリサシダニというダニで、ツバメさんがいなくなった後の、巣に残されたダニやダニの卵はどうなるのか?
このトリサシダニは吸血しなくても2~3週間は生存可能できます。
ということは、2~3週間以上経てば亡くなるということで吸血源がなくなったダニは新たな吸血源を求めて移動してゆくので、巣にダニはいなくなるということです。
厄介なダニ
ダニの卵は1~2日後に孵化し、1~2週間で成虫になります。
ツバメが巣を使わなくなる8月後半くらいは、まだまだダニが繁殖できる気温と湿度です。
ダニの卵は低温や乾燥には強いので冬まで卵が孵らなければ越冬ということも考えられますが、ツバメが巣を使わなくなる時期の温度湿度を鑑みるとその時期の卵がそのまま翌年まで孵らないってことはないはずです。
まとめ
ツバメの巣の掃除は思っているよりも過酷なものです。
いっそのこと撤去してしまう方が楽ではあると思いますが、次の年またツバメがやってきた時のことを思えば出来る限りは残してあげたいですよね。
その時は、特にダニに注意して服装は十分気を付けてください。
例として、上下をヤッケを着て防塵マスクを装着してビニール手袋の上にさらに軍手を付けるなど、やりすぎだというくらいの重装備をして臨むことをオススメいたします。
ツバメのためにも細心の注意を払って綺麗にしてあげたいですね。
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