暖かくなってくると、軒下などにツバメの巣が見られることが多くなってきますよね。
ですが、巣作りを途中でやめてしまうツバメもいるようです。
なぜ、途中でやめてしまうのか・・・その理由について調べてみました。
ツバメが途中で巣作りをやめてしまう理由とは
ツバメが巣を作るのは、本能です。
本来ならどのツバメも巣作りをスムーズに行えるはずですが、中にはいつまで経っても巣が完成せず、ついにはやめて飛び去ってしまうツバメもいます。
そのツバメ個体の巣作りが下手で不器用だった、ということも考えられますが、それ以外にも、壁の素材によっては巣の材料が付きにくい場合があるのです。
また、外から丸見えの位置だと、カラスの襲撃やスズメの妨害、ヘビの存在をツバメは警戒し、途中でやめてしまうこともあるようです。
巣作りに適した場所とは
ツバメが好む場所は、カラスから雛を守るために、あえて人や車の多い場所を選んで巣を作っているそうです。
商店の店先や人通りの多い場所を好みます。
また、雨風がしのげる場所も好みます。
巣作りの途中で風や雨の影響を受けてしまうと、途中で巣作りをやめてしまう可能性があります。
そして、巣が作りやすい壁や板が設置してある家を好みます。
最近の家の壁には泥がつきにくく、ツバメの巣作りを妨げる材質のものもあるようです。
巣作りをやめてしまうツバメの補助とは
色々な方法もあるようですが、お勧めは、人口巣です。
雨が当たらない軒下、さらにはカラスに狙われないように外から見えにくい場所に設置します。
建物の1階の天井から10cmくらい離した場所に人工巣を付けます。
人工巣に穴を開けてヒモを通し、何かに縛り付け、ヒナの足が絡まないように糸ではなく少し太めのヒモを使うことが望ましいです。
または、巣の背面を平らに作り、バスコークで壁に貼り付けることもできます。
巣を剥がすと少しバスコークが残りますが、ヘラ状のものでこすり取れば、ほぼ剥がすことができます。
作るのが大変な方は、ペットショップなどで売っているフゴ巣でも補助出来るので、試してみてください。
まとめ
ツバメが途中で巣をやめるのには様々な理由がありました。日当たりや人通りなどの環境が整っているにも関わらず、どうしても巣が定着しにくいという方は、補助してあげるのもいいですね。
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