私の住んでいる場所では5月ごろになるとよく見かけるようになるツバメ。
巣作りして子供が巣立ち、気づくと姿を見なくなっています。
いったいどこからきて、どこに帰るのでしょうか?
ここではツバメの一生についてご紹介します。
ツバメの一生
ツバメの一生は、渡来、巣作り、産卵、巣立ちのサイクルになるようです。
- 渡来
気温が暖かくなってくると、繁殖のために日本にやってきます。
ツバメは渡り鳥ですので、日本の気温が低い時期は、南の暖かい地域にいるようです。
- 巣作り
産卵のためにまずは巣作りをします。
巣は泥や枯草を唾液で固めて作ります。
民家の軒先など人間の建築物に巣を作ることが多いです。
- 産卵
産卵の時期は4~7月です。
卵は1日1個ずつ、3~7個産むそうです。
卵を産んでから2週間ほどで孵化します。
孵化したヒナに餌を与えるため、親ツバメは虫を探して飛び回り、ヒナに餌を運びます。
子育ての日数は20~24日程度です。
- 巣立ち
孵化してから20日程度で巣立つようです。
一回目の繁殖の巣立ち率は、だいたい50%程度のようです。
- ツバメの寿命
ツバメの平均寿命はだいたい1年半くらいだと言われているようです。
ツバメはとても小さいので、天敵に襲われることが多いようです。
巣立ってすぐに襲われるケースが多く、生き残るのは全体の13%程度だそうです。
言い方を変えると、天敵に襲われず成鳥になったツバメの寿命はそれなりに長く、5~7年ほど生きるようです。
ツバメが渡りをする理由や時期
なぜツバメはわざわざ日本に来て卵を産むのでしょうか?
そもそもツバメは東南アジアの暖かい地域で越冬をしているようです。
ツバメが渡りをする主な理由には諸説あるようですが、最も有力なのは食物説です。
ツバメの餌は昆虫です。
寒い冬を越し春になると、冬の間に温存された地表の栄養源により、大量の虫が発生します。
これを目当てにツバメはやってくるようです。
渡りをする時期東南アジアで越冬したツバメは、春先になると日本に渡りをしてきます。
関東地方では4月から、東北では5月から、九州では3月から姿が見れるようです。
まとめ
ツバメの一生は、渡来、巣作り、産卵、巣立ちのサイクルです。
あんな小さい体で東南アジアから渡りをするなんておどろきですね。
日本へは豊富な餌を求めてやってくるようです。
巣を作っているのを見かけたら、ぜひ温かい目で見守ってあげてください。
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