ツバメは渡り鳥です。夏の間は食料が豊富な日本に滞在し、寒い冬は暖かい南国へ旅立ちます。ツバメはどのくらいの時期にどのようにして飛んでいくのでしょうか。

ツバメが旅立ちを始める時期

渡り鳥であるツバメはもともと備わった本能で時期が来ると旅立ちます。なのでこの月、といった正確な時期ではないようです。そして旅立つときは昼まで太陽の位置と自分の位置を考えてそこから方向を計算して飛んでいくようです。ツバメは昼間ですが、夜に旅立つ鳥は星を目印にしていると言われています。そのようにしてもともと備わった能力と環境を考えて旅立っていくのです。

集団ねぐらで蓄える

旅立ったツバメは冬の間を東南アジア方面で生活します。早ければ2月の末ごろから暖かい地方へ戻ってきて、北海道にも4月くらいには戻ってきます。巣作りをし、子育てを春の間にした後は「集団ねぐら」という行動に入ります。巣を離れ、水辺などにツバメがどんどん集まり始めるのです。なので雛を育てるとツバメはいなくなるのですね。ねぐらで行動する時は旅立ちの為にどんどん食事をとります。沢山のエネルギーを使うため脂肪を蓄えるのです。

ツバメ 渡り 旅立ち 時期

特殊能力の半球睡眠

ある程度の集団になり、エネルギーを蓄えると、いよいよ旅立ちになります。旅立ちはとても過酷です。海を渡るので相当のエネルギーを要します。ツバメは海鳥ではない為海の上で休めないからです。なのでツバメは飛んでいる時に休みます。矛盾している言葉ですが、飛んでいる間に半球睡眠という睡眠方法を取ります。これはとても器用に脳の半分づつ眠らせながら飛行する能力です。このようにして優れた能力をフルで活動しながら旅立っていきます。

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まとめ

ツバメは渡り鳥なので、長期の移動を無事に終えられるように様々な能力が備わっているようです。そうしてまた、帰省本能があるツバメは日本に戻ってきて子孫を繁栄させているのです。そう考えると、とても小さくて可愛らしい鳥なのにとても苦労して、またとても高い能力を秘め逞しく育つ鳥であるという事がわかりました。

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