ツバメのヒナが巣から落ちたようで弱っているのを見つけ保護しました。
何とか助けて飛べるようにしてあげたいと思いますがどんな餌をあげればいいのか悩みました。
パンや穀類ではなく虫がいいということは知っていますがどんな餌をどんな風にあげればいいのか調べて見ました。
ツバメの餌に最適な虫はどんな虫?
野生のツバメは空中で狩りをします。
そのためトンボや蜂、アブやバッタなど飛んでいる羽虫を食べて生活しているのです。
飛ぶ虫はなかなか捕まえられないですが、夜間自動販売機や街灯など光の周りによってきている虫を狙うといいです。
それでもヒナのお腹を満足させるだけの虫が捕まえられるかはわかりません。
しかし、ツバメを保護してもそのような羽虫を手に入れられなければツバメに餌をあげることができません。
餌をあげられない状態では餓死させてしまいます。
ではどのようにすればいいのでしょう。
ツバメに与えてもいい人工の餌
ツバメを野生に還すことを考えれば餌は野生で食べるようなものを与えてあげることが大切なのはわかりますが、なかなか虫を捕まえられなければ餌のない状態が続いてしまいツバメを弱らせるだけになります。
そんな状態を避けるために人工の餌で足りない栄養を補給しながら放野できるように飼育する必要があります。
そこで、ペットショップなどで購入できる餌にはミルワームやコオロギがあります。
ミルワームは穀物に着く害虫の幼虫です。
ミルワームは高カロリーな割に栄養価は低くツバメの餌としては栄養が不足しがちなのでビタミン漬けにするなどして、足りない栄養を補ってから与える必要があります。
コオロギなどの昆虫を与える場合、ツバメのヒナが食べやすいように虫の頭をつぶして弱らせたり、羽や足など固い部分を取り除いたりして小さく切り分けて与えるようにしましょう。
生き餌以外にはすり餌があります。
すり餌は植物性飼料と動物性飼料を配合した飼料で、ツバメには動物性飼料の割合が多い7分のすり餌が適しています。
ミミズとミルワームの違い
ミルワームはチャイロコメノゴミムシダマシという穀物に着く害虫の幼虫です。
安価で入手しやすく冷蔵庫で長期保存も可能なので使いやすい生き餌です。
ミミズは体内に土が入っていることがあり、ツバメは土を消化できないので糞が詰まってしまいツバメが体調を崩す原因になります。
どうしてもミミズを与える場合はミミズの頭と尻尾を切り土を出してから与えるようにしましょう。
まとめ
ツバメの餌として適しているのはミルワームのようです。ただ、ミルワームだけでは栄養が偏りツバメが病気になってしまったりするので、栄養のバランスを考えてすり餌も一緒にあげるようにした方が良さそうです。そして、徐々に人工の餌から自然に生きている昆虫に変えて放鳥できるようにすることが大切です。
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