皆さんが良くご存知のツバメ。
春先から秋くらいにかけて建物の隅などにある巣でひっそりと雛を育てて、寒い時期になると暖かい場所へ飛び立っていきます。
そんなツバメとはどんな生き物か、そして寿命は果たしてどれくらいなのかを調べてみました。
そもそもツバメとは
ツバメは渡り鳥なので、我々が日本国内で見る事の出来るツバメは全てが日本で生まれたわけではありません。
日本が冬の間、暖かい南の地方で繁殖して北半球の夏の季節に日本へ渡ってきたツバメもいます。
巣づくり・産卵・子育ての時期は、スズメなどに近い範囲で生活をしますが、年間を通してみると非常に広い行動範囲を持っているのです。
ツバメの一生は夏と冬とを別の場所で過ごす、旅を続ける鳥だと言えます。
そして、ツバメは巣を作って飛び立ち、その巣にいない間の環境変化にも非常に敏感です。
普通なら、一度子供たちが壊してしまったものだと、警戒して再度作ることは難しいです。
その家の住民の方を、信頼をしているのかも知れません。
人間が居るから安全と考え、巣を作るのがツバメの習性です。
他の野生の鳥とは逆の思考を持っています。
ツバメの寿命
ツバメの寿命は、3~16年ぐらいと言われていますが、一年間の亡くなる率が60~70%と高いので、ツバメの全体的な平均寿命は、1.5年ぐらいだと考えられているそうです。
この平均寿命1.5年というのは、ツバメには天敵が多く若いうちに命を落とす個体が多いためであるからです。
食べられたり、病気にならなかったりした場合の生理的寿命は15~16年程度と言われています。
まとめ
このような短い寿命だということをどれだけの方が知っていましたでしょうか?
ある時期になるとよく見かけて巣には何匹もの雛がいて一人前になるといくつもの数のツバメが飛び回っていますが、結構謎に包まれている鳥でもあります。
ツバメという鳥は、我々が想像しているよりも過酷な環境で生きていて、あちこちで飛び回っているのはその環境を生き抜いた数パーセントということになります。
今のあなたにおすすめの記事