空中を自由に飛ぶツバメの姿は、スマートでスピード感あふれるものですね。
すばやく動く事や身をひるがえすことを、飛燕(ひえん)のごとくや飛燕の早業などと称され、スピードの速さを象徴しています。
鳥の中でもスピードを持っているイメージがありますが、実際の速度はどれくらいなのでしょうか。
また、飛ぶ高さに基準はあるのでしょうか。
ここでは、ツバメの速度や飛ぶ高さについて見ていきましょう。
瞬発的な速度と捕食の高度
ツバメは体長17cm、体重は17gほどの小さな鳥です。
渡りの時期になると、この小さな体で2000~3000kmの距離を飛んでくるのですから、スマートな体型が渡り鳥として適しているのでしょう。
飛んでいる姿を見たことがある方は、イメージが付きやすいと思いますが、ツバメは体に対して長い翼と尾羽と持っています。
また、食べるエサも穀物ではなく、高タンパクの昆虫です。
これらのことが、はやい速度とすばやい身のこなしを可能にしています。
ツバメの速度
普段生活しているときのツバメの飛行速度は時速40~50kmです。
確かに速いのですが、この速度で飛ぶ他の鳥は同じ生活圏にいるため、特別速いという訳であはありません。
しかしならが、天敵から逃げるとき、空中でエサを捕獲するときには時速170~200kmに到達します。
この瞬間的にスピードをだせるのは、長さのある翼や尾羽にくわえて、高タンパクのエサを食べるためです。
脂肪の摂取や蓄積を抑えることにより、瞬発的な飛行を可能にしています。
飛ぶ高さはエサの高さ?
高い空中で身をひるがえしたり、超低空飛行を休みなくしているのは、飛んでいる虫を捕まえているためです。
生きるために飛んでいるのであって、間違っても自己記録に挑戦ということではありません。
そのため、ツバメの飛ぶ高さは、捕食する昆虫が飛んでいる高さということになります。
まとめ
ここまで、ツバメの速度や飛ぶ高さについて見てきました。
ツバメがだせる速度やすばやい身のこなしができる理由を紹介しました。
同じ小型の鳥であるスズメとは違った進化したことが独特なシルエットや食べるエサから分かりましたね。
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