ツバメはよく観察してみると、ほかの鳥とは違う特徴がありますよね。
光沢のあるきれいな羽根、二股に分かれた尻尾、体の色の配色などなど。
見た目の色や形の美しさには目を惹かれますが、くちばしはどうでしょう。
近くでなかなか見ることはできませんし、色や形ははっきりとわかりませんよね。
今回は、ツバメのくちばしの色や形、特徴などを調べてみたいと思います!
ツバメのくちばしはどんな色?どんな形?
ツバメのくちばしの色は雛と成鳥で違いがあります。
ツバメの雛のくちばしは黄色い色をしており、大人になるにつれ、黒い色に変化していきます。
親鳥は、雛のくちばしが黄色いうちは、せっせと餌を運んで食べさせますが、雛のくちばしが黒くなった時点で、餌を与えることを終えるといわれています。
親鳥は雛のくちばしの色の変化を認識し、餌を与える時期をちゃんと考えているようです。
ツバメはくちばしを開けると、かなり大きいですよね。
餌として大きめの羽虫も食べるため、大きな口になったのかも知れません。
くちばしを開けた時の形は、楕円形といわれていますが、思いっきり開けた時などは、六角形や八角形のようにも見えます。
ツバメが大きな口を開けている姿は、見ていて飽きませんね。
ツバメのくちばしの形
ツバメのくちばしの形は、鋭く真っ直ぐに伸びていて、先は尖っています。
ツバメは空中で生活しているため、餌を捕まえるのも空中で行います。
空中に飛ぶ羽虫を飛びながら捕まえるために、このようなくちばしの形に進化したようです。
まとめ
ツバメの羽根やくちばしなどの形は、生きていく環境に適応するための進化の証だということがわかりました。
ツバメの雛が餌をもらう時、大きな口を精一杯開けている姿は、本当に可愛いです。
親鳥が餌を捕りに飛んでいくと、大きな口を真一文字に結び、じっとしている、そんな健気な姿は、ずっと見ていたい光景です。
普段、身近に感じるツバメですが、その数は近年、減少しているといわれています。
厳しい渡りを成し遂げて、日本へとやって来るツバメ。
貴重なツバメの命を、生活を、大切に守り続けていきましょう。
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