ツバメの卵が孵ったあとの殻はどうするのでしょう。
また、ツバメの卵には様々な模様があります。
その模様にはどんな意味があるのか、殻の処理方法などツバメの卵について調べてみました。
卵の模様
鳥類の卵の多くは白一色ですが、ツバメの卵は白地に赤褐色の小さな斑紋があり全体的には白っぽいです。
これはいろんな環境に生息して巣を作って卵を保護するようになると卵の色もそれにつれて天敵に目立たないように周囲の環境にとけ込んだ保護色を呈するようになったためと考えられます。
薄暗く天敵などが近づきにくく保護色など必要がない場所に卵を産む鳥の卵は白っぽいです。
そのため、同じツバメでも徳利を縦割りしたような形の巣や、壺形の巣、土手に横穴を掘って営巣するツバメの仲間の卵は白っぽいです。
赤褐色の小さな斑紋がある卵は巣の形が椀形で外から見えやすく目立ちやすいツバメの仲間の卵の特徴です。
この模様は同じメスから産まれた場合でも微妙に違っていて、人の指紋のように同じものは二つとないです。
そしてこの模様は子宮下部で着けられ最後に産まれる卵の模様の色素は薄く斑紋も粗大になります。
卵の殻の処理
ツバメの卵は温め始めて13~17日ほどでヒナが孵ります。
そうすると、卵の殻はゴミとなりますので、巣内を清潔にあるいは安全にたもつため親鳥が卵殻をくわえて巣から離れた場所に捨てにいきます。
時折巣の下に卵の殻が落ちていることがあると思いますがこれは巣から落とされたものだと考えられます。
巣の下に殻が落ちていたらツバメが孵化した証なので5~8日ほどするとヒナの目も開き、羽も生え出し体温調節ができるようになります。
そうなると巣から顔を出して餌をねだるようになります。
まとめ
ツバメは最初に孵化した卵の殻を巣の下に落とすようです。ツバメは巣の下に殻を落とすのは最初の1個だけで残りはどこかに捨てに行きます。この現象に科学的な根拠は何もありませんが、ツバメからの「無事に孵化したよ!」というメッセージだとして受け取る大家さんは多いようです。ツバメの成長を見守っている大家さんにとってはツバメからの素敵な贈り物ですね。またツバメの卵には一つ一つ違った模様があり後から産まれるにしたがって斑紋の色は薄く粗雑になっていきます。この斑紋は保護色でありツバメが環境に順応してきた結果のようです。
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