ツバメは1年に2回産卵をして繁殖しているのですが、一般的に多いのが2回とされており、緯度が低いエリアでは稀に3回産卵をするケースも有ります。
産卵をするのに、1回目と2回目で同じ巣を使うのかも気になりますね。また、つがいは相手を変えるのかそれとも同じ相手なのかも関心を持たれるでしょう。
ツバメは毎日一個ずつの産卵をする
ツバメが産卵をする時期は、概ね4月の末から7月の末あたりまでですが、この時、ツバメは毎日一個ずつ産卵するので、トータルでは3個から7個になります。
大きさは、19㎜の縦、14㎜の横という程度で楕円形なのが特徴です。
色合いは白地に茶色や紫色の小さな模様があります。
そのため、孵化する時期も同じ日に必ずしもなるわけではないので、早く産卵されたものから順に孵化して行くようになります。
ですから、巣の中で始めの頃に孵化した雛が必然的に成長は早くなりますし、後になって孵った雛が餌をもらえる頻度が少なくなることもあります。
2回目の産卵は1回目と違う場所
通常、ツバメが産卵をする時には1回目の巣と違う場所で産むようになります。
しかし、全く1回目の位置と離れた位置を選ぶということもありません。
そのため、1回目の巣と目と鼻の先に新しい2回目の巣を作ることもあります。
また、近くにあった古い巣を補修して使うこともあります。
ツバメは、基本的にはペアをその年に限っては変えずにいますので、1回目、2回目、あるいは地域によっては3回目の産卵も同じペアが共寝して成立します。
ただし、翌年になるとペアはまた別の相手となるのが普通です。
まとめ
人家の軒下に巣作りをすることも多いのがツバメですが、このように1年に2回の産卵をすることもあります。見かけるチャンスがあれば、1回目の産卵が気づかないままでも2回目の産卵を見られる確率は高いと言えますね。同じペアでその年は巣づくりから産卵、子育てまで行うのは、とてもほのぼのとした気持ちにさせてくれますね。
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