渡り鳥の代表であるツバメ。
春を呼ぶ鳥とも言われ、私達には馴染みのある鳥ですよね。
暖かい春になればどこからともなく現れて、秋口にはまたどこかへ旅に出るツバメですが、一体、移動距離はどこまでなのでしょうか?
知っているようで意外と知らないツバメについて、いろいろと調べていきたいと思います。
まずは、ツバメの移動距離です!
ツバメはどこから来てどこへ行くのか?
ツバメは3月中旬ごろから日本の南の方で見られ始めます。
その後、関東や東北、北海道の辺りまで移動していくとされています。
冬が訪れる前の9月中旬から10月下旬にかけて、ツバメは暖かい南の国を目指し、日本を飛び立ちます。
ツバメは、日本が寒い間は東南アジアやオーストラリアの北部などの暖かい地域で生活し、暖かく過ごしやすい季節になった時期に再び日本に渡ってくるのです。
近年では地球温暖化の影響から、日本に来るツバメの数の減少や飛来する日に変化が見受けられており、懸念されています。
ツバメの移動距離は?
東南アジアの方面から日本へと飛来してくるツバメですが、その移動距離はなんと、4,000km!
あまりにも凄すぎてピンとこないかも知れませんね。
ツバメは集団ではなく、1羽ずつの単独で飛来してきます。
たった一人で4,000kmもの距離をはるばる渡ってくるのです。
ツバメは4,000kmもの距離を、太陽の位置を確認ながら日本まで辿り着きます。
途中、休憩をしながら、1日に50~300km程も飛び続けるとされています。
時速は平均約50km、餌を捕る時や天敵に遭遇した時などは時速200kmにまで達するといわれています。
想像できないような距離を、信じられないほどの速さで飛び続けられるツバメは、身体能力の高い、進化した鳥といえるでしょう。
まとめ
街中で見かけることのできるツバメですが、想像もできないような身体能力を持つ素晴しい鳥だということがわかりました。
長い長い距離を必死で飛び続けて、日本に辿り着くのですね。
これからツバメを見た時は、無事に着いて良かった、お疲れ様!と声をかけて労いましょう。
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